イベントトップに戻る

GREEN 追加サロンページ

「美容業界のパラダイムシフト」を語る

吉原 今回のセッションのテーマは「美容業界のパラダイムシフト」。ブランドサロンがいかにイノベーティブなことをするかが重要だと考えているのだけれど、そもそもイノベーションはなぜ必要なのか。私は、美容業界が社会的信頼を得るために会社を上場しました。渡邉さんが異業種から美容業界に入ってきたのはなぜ?
渡邉  職人の素晴らしい価値が、1対1のお客様に提供するだけで終わってしまうビジネスモデルではもったいない。僕が広告業界を辞めて美容業界に足を踏み入れたのは、これまでの経験を活かしてレバレッジをかけることで、ビジネスチャンスが生まれると思ったからです。十数年かかってしまったけれど、イメージしていたビジネスモデルがやっとでき始めたところです。
吉原  企業規模でいえば、メーカーやディーラーが数百億円なのに対して、サロンがそこまでの規模になりきれないのは組織論がすごく弱いからでしょうね。
渡邉  だから、資本家と組めばいいと思うんです。若い経営者やデザイナーは、美容を学んだことで自分の可能性がどれだけ広がって、レバレッジできるかということをきちんと考えたほうがいい。投資家にいつでもビジネスプランをプレゼンできる心構えをして、世の中を巻き込める価値があることにチャレンジするべきです。
吉原  僕が伝えたいのは、「古いしがらみビジネスから新しいパートナービジネスへ」ということです。ディーラーもメーカーもすべてしがらみではなくて、ずっと付き合っているから変えたくないという古いしがらみを打ち消して、新しいパートナーとやり直しをしない限り、この業界は変わらないし、良くもならない。
渡邉  今の若い世代はそのしがらみに耐えられなくて、会社を辞めたくなるんだと思います。世間と勝負をしない経営者のところにいる必要はないと感じるのかもしれません。そうやってみんな簡単に独立してもいいけれど、独立したからには人を雇うことが伴ってくるわけで、それなりの覚悟をすべきということは伝えていきたいですね。
吉原  私は業界のしがらみをできるだけ合理的にしていきたいです。「ビジネスをしたい」のか、「古いしがらみの商売をしたい」のか。そこをはっきりとさせないと、サロンは継続的に生き残れない。渡邉さんの言う経営者としてどこまでレバレッジできるのかもそうだし、僕が考える古いしがらみからの脱却についても、これからお互いにどんなチャレンジをしていくのかを当日お話ししたいと思います。